多くの人が知っているように、水1リットルの重さは概ね1kgです。
しかし、その値は水の温度によって若干変わることをご存知でしょうか?この記事では、異なる温度での水1リットルの重さの変化を詳しく見ていきます。
基本の知識:水1リットルの重さ=1kg
水1リットルの重さは1kgです。
学校の授業や日常の中で、多くの人が学んだことのあるこの事実。
しかし、この値はあくまで一般的な基準としての値であり、実際の重さは温度によって微妙に変わるのです。
温度による水1リットルの重さの変化
以下は、異なる温度での水1リットルのおおよその重さを示しています。
- 0度: 0.9167kg(氷の状態)
- 0度: 0.9998kg(水の状態)
- 4度: 1kg
(水の最大密度がこの温度であり、この温度が1リットルの水の重さが最も重くなる時点です) - 10度: 0.9997kg
- 20度: 0.9982kg
- 50度: 0.9881kg
- 80度: 0.9718kg
- 100度: 0.9584kg(沸点近辺)
ガソリンや牛乳の1リットルの重さはどのくらい?
物質により、密度(ある体積あたりの重さ)が異なります。
例えば、ガソリンであれば0.7 g/立方センチメートル(㎤)なので、 、1リットルの重さは0.7kgになります。その他の身近な物質について表にまとめています。
物質 | 密度 (g/㎤) | 1リットルの重さ (kg) |
---|---|---|
水 | 1 | 1 kg |
ガソリン | 0.7 | 0.7 kg |
灯油 | 0.8 | 0.8 kg |
牛乳 | 1.03 | 1.03 kg |
砂 | 1.7 | 1.7 kg |
温度によっても密度は変化するため、厳密には温度も指定する必要があります。
水1リットルの重さのまとめ
水1リットルの重さは、その温度によってわずかに変わります。
最も密度が高くなるのは4度で、この時点で水1リットルの重さはほぼ1kgとなります。しかし、温度がそれよりも高くなるか低くなると、重さは減少していきます。
精密な計測が必要な場面では、水の温度を考慮することが重要です。