パソコンは、私たちの日常生活に欠かせない存在となりました。
しかし、最近ではスマートフォンやタブレット端末が普及し、パソコンの利用頻度が低下しているという報告もあります。
一方で、スターバックスなどのカフェではパソコンを使っている人がちらほらいます。自宅やカフェにおいて、多くの人はパソコンで一体何をしているのでしょうか?
そこで今回は、上記の疑問を解消すべく、パソコンの使い道ランキングなどの日本人のパソコン利用事情について調べてみました。
- パソコンの使い道ランキング
- パソコンを使わない理由
- パソコンとタブレットの比較
みんなパソコンで何してるの?パソコン使い道ランキング
みんなパソコンで何をしているのかを、「パソコンの使い道ランキング」、「ユーザの属性別パソコンの使い道」の2つから見ていきましょう。
パソコンの使い道ランキング
まずは、「パソコンの使い道ランキング」について見ていきましょう(プラネット社のパソコンに関する意識調査を元に作成)
Webサイト閲覧、オンラインショッピング、動画視聴などで多く利用されていることがわかります。
これらは、「画面が大きい」「キーボードで文字が打ちやすい」というメリットが評価されての結果になっているようです。
順位 | 内容 |
---|---|
1 | Webサイト閲覧 |
2 | オンラインショッピング |
3 | 動画視聴など |
4 | 写真の管理 |
5 | メール・SNS |
6 | 資料作成 |
7 | 年賀状の作成 |
8 | オンラインバンキング |
9 | CD/DVD再生 |
10 | 連絡先管理 |
ユーザの属性別のパソコンの使い道
学生、ビジネスマン、趣味利用などのユーザ属性ごとに使い道を調査してみました。
その結果では、次のような利用のケースが多いようでした。上記のランキングと異なり、属性ごとに何をしているかに特徴があることが分かります。
スタバなどのカフェで覗いたところ、学生はレポート作成、ビジネスマンはメールや資料作成をしている人が多かったです。
パソコンを買ったけど使わない理由!必要がないのはこんな人
パソコンを購入したにもかかわらず、使わない人もいます。なぜ使わなくなったのでしょうか。
その理由としては以下のようなものが挙げられます。
- スマホやタブレットで事足りる
- パソコンが重くて使いにくい
- 使い方こなせない
それぞれについて見ていきましょう。
スマホやタブレットで事足りる
スマホやタブレットが普及したことで、パソコンが必要ないと感じる人が増えました。
特に、インターネットやSNS、メールなどの基本的な用途であれば、スマホやタブレットでも事足りるため、パソコンを使う必要性を感じないという人が多いようです。
パソコンが重くて使いにくい
パソコンは大きくて重たいため、持ち運びや収納が面倒な人もいます。
iPad Air(第5世代・Wi-Fi + Cellularモデル)の重さは462グラムに対して、パソコンは軽いものでも623グラムで一般的には1〜2キログラム程度です。
日常的に持ち運ぶ場合は、軽いことが重要です。目安としては最大でも1.5キログラムよりも軽い機種を選ぶようにしましょう。1キログラムを切ると持ち運びもしやすくなります。
軽いノートパソコンには次のようなものがあります。
- 富士通 ノートパソコン FMV LIFEBOOK WU2/G2(736g)
- HP ノートパソコン Pavilion Aero 13(957g)
- マイクロソフト Surface Laptop Go 2(1,127g)
アプリケーションが使いこなせない
パソコンには、多くの種類のアプリケーションがあります。しかし、使い方が分からなかったり、使いこなせなかったりすると、パソコンを使う必要性を感じなくなることがあります。
パソコンの場合はマウスとキーボード操作前提のため、タップで使うスマートフォンやタブレットと比較するとハードルが高く感じる人もいるようです。
パソコンとタブレット(iPad)の違い
パソコンを検討している人の中には、タブレットも選択肢の1つとしてあると思います。
以下はパソコンとiPadの主な違いを比較した表です。両者にはそれぞれ得意な分野があり、使用目的に合わせて選択することが重要です。
資料やコンテンツの作成が中心の場合はパソコン、閲覧が中心の場合はタブレットを選ぶとよいでしょう。
項目 | パソコン | タブレット(iPad) |
---|---|---|
サイズ | 大型のデスクトップから小型のラップトップまで様々なサイズがあり、どこでも使えるわけではない | 持ち運びに便利なタブレットサイズで、どこでも使える |
キーボード | キーボードが標準装備で、タッチタイピングが可能 | タッチスクリーンで入力することができるが、物理的なキーボードがない |
OS | Windows、Mac OSが一般的。多機能で高度な作業が可能 | iOSという専用のオペレーティングシステムで、シンプルで直感的な操作が可能 |
アプリケーション | PC版のアプリケーションが使用できる場合が多く、多機能で高度な作業が可能 | 軽量なアプリが多く、閲覧中心やシンプルな作業向け |
ストレージ | 大容量のハードディスクドライブやSSDを搭載し、大量のデータを保存できる | クラウドストレージを活用することが多く、本体のストレージ容量は比較的小さい |
マルチタスク | 同時に複数のアプリケーションを開いて作業することができる | スプリットビューやスライドオーバーなどの機能により、複数のアプリを同時に表示することができるが、制限がある |
生産性 | 多機能で高度な作業が可能で、ビジネス用途にも向いている | 軽量なアプリが多く、コンテンツ作成には限界がある |
バッテリー駆動時間 | 多機能で高性能なため、バッテリーの消耗が早い場合がある | バッテリー駆動時間が長く、長時間の使用が可能 |
パソコンが向いている作業
コンテンツの作成などの比較的複雑な用途に向いています。
- 長文のテキスト入力
- ビジネス文書や資料作成
- Webサイト閲覧
- ビジネスでのオンライン会議
タブレットが向いている作業
資料の閲覧などの比較的シンプルな用途に向いています。
- 電子書籍の閲覧
- 動画閲覧
- 家族や友人とのビデオ通話
- イラスト制作(Apple Pencil対応でペン入力できる)
「みんなパソコンで何してるの?」のまとめ
今回は、日本人のパソコン利用事情について調べてみました。
画面が大きい、キーボードで文字が打ちやすいというメリットを活かして、Web閲覧、動画視聴、資料作成などをしているというのが分かりました。
閲覧のみであればタブレットで十分というケースも多いでしょう。パソコンや使わない理由や持っていない理由もあるため、必要に応じて購入することが望ましいでしょう。
参考資料
本記事の作成にあたっては下記の資料を参考にしています。