外貨預金を始めるなら、手数料が気になるところ。楽天銀行の外貨預金手数料が高いのかを気にしている人も多いようです。
そこで、本記事では楽天銀行の外貨預金手数料は他行と比べてどうなのか、検証してみました。
この記事を読むと下記のようなことが分かります。
- 楽天銀行の外貨預金の手数料が高いのかどうか
- 外貨預金よりも圧倒的に安い手数料で外貨を持つ方法
楽天銀行の外貨預金手数料は高いのか
楽天銀行の外貨預金の手数料が高いのかを、他の銀行と比較しながら検証していきます。
結論としては次のとおりです。
- 通常の銀行と比較すると安い
- オンライン銀行の中ではやや高め
- FXと比較すると高い
各銀行の外貨預金の手数料比較
楽天銀行の外貨預金の手数料は、他の銀行に比べて安いと言われています。ただし、他のネット銀行と比べると標準的もしくは若干高い手数料の設定です。
例えば、米ドルの場合、楽天銀行では1ドルあたり25銭の手数料がかかりますが、大手銀行では1ドルあたり1円の手数料がかかることが多いです。この手数料は両替の度に発生するので、外貨預金を利用する際には大きなコストとなります
下記の手数料は外貨を買う時と売る時それぞれにかかりますので、実際には2倍になります。
通貨名 | 楽天銀行 | 三菱UFJ銀行 | 三菱UFJ銀行 (オンライン) | 三井住友銀行 | 住信SBIネット銀行 | ソニー銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|
米ドル | 25銭 | 1円 | 25銭 | 1円 | 6銭 | 15銭 |
ユーロ | 25銭 | 1円40銭 | 25銭 | 1円40銭 | 14銭 | 15銭 |
英ポンド | 45銭 | 4円 | 50銭 | 4円 | 24銭 | 45銭 |
オーストラリアドル | 45銭 | 2円 | 50銭 | 2円50銭 | 24銭 | 45銭 |
ニュージーランドドル | 45銭 | 2円 | 50銭 | 2円55銭 | 24銭 | 45銭 |
(参考ページ)
楽天銀行
東京三菱UFJ銀行
三井住友銀行
住信SBIネット銀行
ソニー銀行
外貨預金よりもFXの方が圧倒的に手数料が安い
下記の表は、楽天銀行と口座数No.1のDMM FXで手数料の比較です。
実はFXの方が圧倒的に安く取引をすることができます。
ちなみに、FXでは手数料という考え方ではなく、FX取引で用いられる為替レートは売値(Bid)と買値(Ask)の2つが提示されます。その差額が実質的な手数料となります。
通貨 | 楽天銀行 | DMM FX |
---|---|---|
米ドル | 25銭 | 0.2銭 |
ユーロ | 25銭 | 0.5銭 |
英ポンド | 45銭 | 0.9銭 |
オーストラリアドル | 45銭 | 0.6銭 |
ニュージーランドドル | 45銭 | 0.8銭 |
外貨預金は金利が高い?
FXのほうが手数料が低いとしても、「外貨預金は金利が高いんでしょ?」と思われている方もいるかもしれません。7日間で年利8%や1ヶ月もので年利8%などの記載を見たことがあるかもしれません(米ドルの場合)。
確かに年利は8%かもしれませんが、注意が必要です。対象の期間で見ると下記の割合になるからです。
そして初めのキャンペーン期間が過ぎると通常金利に戻るケースが大半です。
- 年利8%で7日間の場合:8% × 7/365日 = 0.15%
(100万円預けた場合、1,500円) - 年利8%で1ヶ月の場合:8% × 1/12ヶ月 = 0.66%
(100万円預けた場合、6,600円)
初回期間限りの適用利率となります。満期日以降は同期間で自動継続し、ご継続時点の店頭表示利率を適用します。
三菱UFJ銀行
手数料が高いのはどっち?(楽天銀行の外貨預金とFXを比較)
外貨預金とFXで手数料を比較すると、高いのは楽天銀行でFXの10倍の手数料と圧倒的です。また、FXでは24時間取引が可能であり、レバレッジを用いることでより効率的な取引ができます。
レバレッジをかけると、預けたお金の何倍もの取引ができるようになりますが、それに応じてリスクも増えてしまいます。
やっぱりFXは危険だと思いますよね。でも、大丈夫です。
レバレッジを1倍にしておけば、外貨預金と同じことを、圧倒的に安い手数料で実現することができます。そして特別なキャンペーンを除くと、金利もFXの方が高いケースがほとんどです。
また、見落としがちなポイントですが、外貨預金は銀行が倒産した際の保護対象外となっているてんには注意が必要です。
外貨預金 | FX | |
---|---|---|
取引手数料 | 25銭 (ドル円・楽天銀行の場合) | 0.2銭 (ドル円・DMM FXの場合) |
スワップ金利 | あり | あり(スワップ金利) |
取引時間 | 銀行営業時間内 | 24時間取引可能 |
レバレッジ | 無し | あり (1倍で取引した場合、リスクは外貨預金と同じ) |
資産保護 | 外貨預金は預金保険制度の対象外 | 信託保全により倒産時でも資産は保護 |
手数料の高い外貨預金よりもFXがおすすめ
ここまででFXの手数料が圧倒的に安く、リスクを抑えられることが理解できたと思います。
手数料は取引の都度かかるもの。少しでも安く抑えて賢く資産を増やしましょう。