「わからない」は漢字で「わからない」「解らない」「判らない」の3通りで表記することができます。
それぞれ似ているようで微妙にニュアンスが異なります。本記事では3つの漢字の使い分けについて説明します。
「わからない」は漢字でどう書く?分からない、解らない、判らないの違い
「わからない」は漢字でどう書く?
「わからない」は漢字で「わからない」「解らない」「判らない」の3通りで表記することができます。
分からない
「分からない」は「分かる」の否定形です。一般的な表記であり、日常会話や文章など、幅広い場面で使用されています。
分かるの意味は「理解する」「わかる」「知る」「把握する」などです。
解らない
「解らない」は、「解る」の否定系です。
「解る」は「分かる」の同義語ですが、より「理解する」というニュアンスが強いとされています。そのため、「解らない」は「理解できない」という意味合いで使用されることが多いです。
判らない
「判らない」は、「判る」の否定です。
「判る」は「事実や真相がはっきりする」、「判断する」という意味合いが強いとされています。そのため、「判らない」は「はっきりしない」「判断できない」という意味合いで使用されることが多いです。
漢字ごとの利用シーン具体例
具体的な例としては、以下のようになります。
- 「分からない」:
- 問題の意味が分からない
- 彼の考えが分からない
- 明日の天気が分からない
- 「解らない」:
- 彼の日本語が解らない
- 彼の感情が解らない
- 彼の言っている意味が解らない
- 「判らない」:
- 彼の正体が判らない
- 事件の真相が判らない
- 彼の気持ちが判らない
なお、公用文書や新聞、雑誌などでは、「分かる」が最も一般的に使用されます。