「あれ、私ってこんな顔だっけ…?」
写真を見て、鏡で見る自分との違いに戸惑った経験はありませんか?
普段、自分の顔を見るのは鏡越し。だから写真を見た時に、どうしても違和感を感じてしまうんです。
写真・鏡の比較からどっちが本当かを考える
写真と鏡でどっちが本当の顔に近いかを、その見え方の違いから見ていきましょう。
写真と鏡で自分の顔が違って見える理由は3つ。
相違点1:左右反転
鏡は左右が反転しています。つまり、写真の向きとは左右が逆になってしまうということ。
もし髪型などを含めた人間の顔が完全に左右対称であれば、反転しても違和感はないでしょう。しかし、実際には誰の顔も左右対称ではありません。
そのため違和感を感じるのも無理はありません。
相違点2:動きの有無
鏡で見る顔は、表情やちょっとした仕草で常に変化しています。
一方、写真は一瞬を切り取ったもの。動きのない顔に違和感を覚えるのも当然です。
相違点3:カメラのレンズと人間の目は違う
カメラのレンズは、人間の目と全く同じようには世界を捉えません。レンズの種類によって、写り方が変わります。例えば、広角レンズは顔を歪ませやすく、望遠レンズは顔を平坦に見せる傾向があります。
広角、標準、望遠レンズの写り方を比較し、表にまとめました。それぞれのレンズタイプの特徴と写り方の違いを理解するのに役立つでしょう。
特徴 | 広角レンズ | 標準レンズ | 望遠レンズ |
---|---|---|---|
焦点距離 | 35mm以下 | 約50mm | 80mm以上 |
画角 | 広い | 人間の視野に近い | 狭い |
遠近感 | 強調される | 自然 | 圧縮効果が強い |
空間表現 | 広がりを強調 | 自然な空間表現 | 奥行きを圧縮 |
歪み | 画面の端で歪みが生じやすい | ほとんどなし | ほとんどなし |
写真と鏡どっちが本当の顔?一番リアルに近いのはリバーサルミラーの顔
「本当の顔」は、結局のところ、見る角度や状況によって変わります。
写真と鏡どっちが本当の顔?
他人からどう見られているかを意識するなら、写真の方があなたの顔に近いです。
さらに近いのは動画です。表情や動きも加わるので、より自然なあなたの姿と言えるでしょう。
本当に一番近いのはリバーサルミラーの顔
一番リアルなのは普通の鏡に起こる左右逆転現象を解決するリバーサルミラー(左右反転鏡)に映った姿です。
鏡を2枚使用し、それを90度向き合わせることによって、左右反転しない他人から見た姿を映せるようになっています。
どれが「本当の顔」かを追求するよりも、それぞれの特性を理解し、総合的に自分の姿を捉えることが重要です。
自分らしさを大切にしながら、自信を持って過ごせるようになりましょう。