Eメール(電子メール)とGmailの違いを理解するためには、まずEメールとは何か、そしてGmailがどのようなものかをかを把握する必要があります。
EメールとGmailの違いと、違いがわかりづらい理由について解説します。
EメールアドレスはGmailでもいい?
何かの登録や申し込みで、Eメールアドレスを記入する必要がある場合、それはGmailで問題ないのでしょうか?
結論をお伝えすると、基本的にはGmailでも問題ありません。なぜならば、GmailはEメールの中に含まれるからです。
それでは、EメールとGmailの違いは何なのでしょうか。詳細を見ていきましょう。
EメールとGmailの違い
EメールとGmailの違いは、一般的な名前か、固有のサービス名かという点です。
- Eメール:一般的な名前。電子メールのこと
- Gmail:Google社が提供するサービスの名前
それぞれの違いについてチェックしましょう。
Eメール:一般的な電子通信手段
Eメール(電子メール)は「Electronic Mail」の略で、インターネットを介してメッセージを送受信する一般的な方法です。
これは特定のプロバイダーやサービスに限定されず、多くの異なるプラットフォームやアプリケーションを通じて利用できます。
Gmail:Googleの提供するWebメールサービス
GmailはGoogleが提供するWebベースのメールサービスの一つで、Eメールの機能を提供する多くのサービスの中の一つに過ぎません。
GmailはWebブラウザでつかう前提での機能やユーザーインターフェースを備えており、Googleアカウントを通じてアクセスできます。
表形式で簡単に整理しました。
Eメール | Gmail | |
---|---|---|
概要 | インターネット上で送受信されるメッセージ (仕様はRFCに準拠) | Googleが提供するメールサービス (Gamil公式サイト) |
プロトコル | SMTP、POP、IMAP | SMTP、POP、IMAP |
機能 | メールの送受信 添付ファイルの送受信 メールフィルタの設定 メールの振り分けなど (一般的にメールソフトで利用) | メールの送受信 添付ファイルの送受信 メールフィルタの設定 メールの振り分け 迷惑メール対策 Gmailアシスタントなど (Webメールおよびメールソフトで利用可) |
容量 | サービスにより異なる | 15GB |
料金 | サービスにより異なる | 無料 (有料の容量追加オプションや法人向け有料サービスあり) |
セキュリティ | プロバイダによって異なる | Googleのセキュリティ対策 |
利用環境 | インターネット環境 | インターネット環境 |
EメールとGmailの混同が起こる理由
EメールとGmailが混同される一因として、GmailがEメールサービスの一つであるにも関わらず、非常に人気があり、広く使われている点が挙げられます。
多くのユーザーにとって、GmailがEメールの代名詞のようになっており、Eメール=Gmailと誤解されがちです。しかし、他にも多数のEメールサービスが存在します。
- Outlook(Microsoftが提供するメールサービス)
- iCloudメール(Appleのメールサービス)
- @niftyメール(niftyが提供するメールサービス)など
また、EメールもGmailも「アルファベット+メール」という単語であるのも違いが分かりづらくなる理由の1つかもしれません。
この記事では、Eメールが広範な電子通信手段であり、Gmailはその中の一つのサービスであることを明確にしました。Gmailの普及がEメールとGmailの違いをわかりにくくしています。