都市銀行は、日本の主要な都市に拠点を置き、全国的に広範なネットワークを持つ普通銀行です。
これらの銀行は、個人から法人まで幅広い顧客に対して金融サービスを提供しています。
日本の都市銀行について一覧形式で紹介します。
都市銀行一覧
現時点では日本では4つの都市銀行があります。
銀行名 | グループ | 銀行コード | 本店所在地 | 店舗数 |
---|---|---|---|---|
みずほ銀行 | みずほフィナンシャルグループ | 0001 | 東京都千代田区 | 461 (2023年6月末現在) |
三菱UFJ銀行 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 0005 | 東京都千代田区 | 421 (2024年3月末現在) |
三井住友銀行 | 三井住友フィナンシャルグループ | 0009 | 東京都千代田区 | 455 (2024年3月末現在) |
りそな銀行 | りそなグループ | 0010 | 大阪府大阪市中央区 | 324 (2024年4月1日現在)) |
都市銀行とは
そもそも都市銀行とはどのようなものを指すのでしょうか。
都市銀行の定義と、もともとの13行から4行への集約について見ていきましょう。
都市銀行の定義
都市銀行とは、東京23区や大阪市などの大都市に本店を置き、全国的に展開している銀行を指します。
これらの銀行は、規模が大きく、多くの支店を持ち、広範な金融サービスを提供しています。
都市銀行という用語は、法的な定義ではなく一般的な呼称として使用されています。都市銀行はかつては13行存在していましたが、金融再編や合併を経てその数は4行になりました。
旧13都市銀行から4銀行への集約
都市銀行は、13行から現在の4行へ集約されています。
旧13都市銀行
1989年時点で存在していた13の都市銀行は以下の通りです。
- 第一勧業銀行
- 富士銀行
- 日本興業銀行
- 三菱銀行
- 東京銀行
- 三井銀行
- 太陽神戸銀行
- 住友銀行
- 三和銀行
- 東海銀行
- 大和銀行
- 協和銀行
- 埼玉銀行
- 北海道拓殖銀行(破綻)
現在の4つの銀行への集約
みずほ銀行
第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行が統合して、2000年に「みずほホールディングス」が発足し、その後「みずほフィナンシャルグループ」となりました。
三菱UFJ銀行
三菱銀行と東京銀行が1996年に合併して「東京三菱銀行」となり、その後、三和銀行と東海銀行が合併して「UFJ銀行」となりました。2006年に「東京三菱銀行」と「UFJ銀行」が合併し「三菱東京UFJ銀行」となり、さらに「三菱UFJ銀行」として再編されました。
三井住友銀行
三井銀行と太陽神戸銀行が1990年に合併して「さくら銀行」となり、2001年に住友銀行と合併して「三井住友銀行」となりました。
りそな銀行
協和銀行と埼玉銀行が1991年に合併して「あさひ銀行」となり、2003年に「りそな銀行」として再編されました。
これらの再編により、かつての13都市銀行は現在の4つの主要銀行に集約されました。これらの銀行は、現在の日本の金融システムの中核を成しています。
(参考情報)