ニュースで原油価格を伝える際によく聞く「バレル」。
石油の量の単位だろうということは何となく想像できますが、具体的にどのくらいかは意外と知られていません。
ここでは、1バレルは何リットルかをはじめ、体積の単位バレルについて分かりやすく解説します。
記事の内容
- 1バレルは何リットルかについて
- 実はいろいろあるバレルの種類
- 1バレルはドラム缶何本分か
1バレルは何リットルか?
1バレルは何リットルか
バレル(バーレル)はヤード・ポンド法における体積を表す単位です。
最も有名な米国石油バレルは、1バレル=約159リットルです。
※正確には158.987294928リットル(=42米液量ガロン)です。
この換算比率は、石油の体積の国際標準として広く使用されています。ただし、用途や地域によっては異なる換算比率が使われることもあるため、注意が必要です。
他にもバレルの種類があり、まとめると次のようになります。
種類 | 体積 | 備考 |
---|---|---|
石油バレル | 約159リットル | 42米液量ガロンと同量 |
米国バレル | 約119.2リットル | 31.5米液量ガロンと同量 |
英国バレル | 約163.7リットル | 36英ガロンと同量 |
米国乾式バレル | 約115.63リットル | 3.28米国ブッシェルと同量 |
クランベリー用米国バレル | 約95.47リットル | 2.71米国ブッシェルと同量 |
バレルの意味は?
バレルはもともと樽(barrel)という意味で、体積の単位バレルは樽の容積に由来しています。
国際的に、原油や各種の石油製品の計量、売買は主にバレルで行われていますが、日本の計量法においては、バレルを取引や証明に用いることは禁止されています(非法定計量単位)。
1バレルはドラム缶でいうとどのくらい?
石油の量の単位として有名なバレルですが、ドラム缶にするとどれくらいでしょうか。
1バレルは約159リットルでしたね。
そして日本で最も一般的なドラム缶の容量は200リットルです。
計算するとおおよそドラム缶0.8本分です(ざっくり1本弱ですね)。
159リットル(1バレルの量) / 200リットル(ドラム缶の容量)= 0.795
バレルの他にも海外では体積の単位としてガロンが使われています。ガロンについて知りたい人は次の記事をご覧ください。