A4サイズを縦向き＆横向きで表示！最適なモニターインチ数は？

「A4サイズの資料を画面に表示したいけど、何インチのモニターを選べばいいんだろう？」

そんな疑問をお持ちのあなたへ。この記事では、A4サイズを快適に表示できるモニターのインチ数や選び方のポイントを解説します。

結論から言うと、A4サイズを原寸大で表示したい場合は、23.8インチ以上のモニターがおすすめです。

たたし横向きの表示のみであれば、15.6インチでもほぼ原寸大で表示できます。

23.8インチはちょうど縦の長さがA4サイズと同じくらい。横はA4用紙2枚と少しの長さです。

27インチはちょうど縦の長さがA4サイズよりも少し大きくなり、横はA4用紙3枚弱の長さです。

A4サイズの資料を横向きに表示させても余裕があります。

A4を横向きに表示させられれば問題ない場合は、15.6インチが目安となります。

同じ15.6インチ（15.6型）の画面サイズでも、アスペクト比（画面の横と縦の比率）によって、実際の画面のサイズが変わる点は要注意です。

アスペクト比	対角の長さ	横の長さ(センチ)	縦の長さ（センチ）	面積（平方センチ）
16:9	38.1	34.3	19.4	665.42
16:10	38.1	33.6	21.0	705.6
3:2	38.1	33.0	22.0	726
（参考）A4用紙	36.373 （14.32インチ）	29.7	21.0	623.7

A4サイズの表示とモニターインチ：対角線の長さだけでは測れない理由

A4サイズの対角線は約14.3インチですが、それよりも大きなモニターが必要な理由は、主にアスペクト比と表示領域の確保という2つの要素が関係しています。

A4サイズの大きさ

一般的なモニターのアスペクト比は16:9や16:10の長方形です。一方A4用紙は1.41:1とモニターに比べて正方形に近い形状をしています。

そのため同じ対角線の長さのモニターでも、A4用紙のが収まりきらない場合があります。

対角線の長さが同じでもアスペクト比が異なるため、実際に表示できる面積が異なるのです。

同じ対角線の長さであれば、正方形が一番面積が大きくなります。モニター選びにおいても、同じインチ数であれば、アスペクト比が正方形に近いほど、表示領域が広く確保できます。

パソコンで作業をする場合は、周囲にツールバーなどを表示させることが一般的です。

そのため快適に作業するには、他の要素を表示できるスペースも考慮する必要があります。

A4サイズを原寸大で表示したい場合は、23.8インチ以上のモニターがおすすめです。

たたし横向きの表示のみであれば、15.6インチでもほぼ原寸大で表示できます。

他の作業領域などを確保したい場合は、より大きなディスプレイも選択肢となります。