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2024年版 iPhoneのカメラ性能ランキング(センサーサイズなど比較)

テクノロジー
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この記事では、iPhoneカメラ性能ランキングをご紹介します。

センサーサイズや機能面を比較し、どのiPhoneが最も優れたカメラ体験を提供しているのかを探っていきましょう。

iPhoneのカメラ性能ランキング

下表は、メインカメラの性能をもとにしたiPhoneのカメラ性能ランキングです。

カメラの性能を決定する要素は次のようなものがあります。

  • 画素数……多いほど写真が緻密だが、多すぎると1画素あたりの面積が小さくなるためバランスが重要
  • レンズの明るさ(F値)……明るいほど高性能
  • センサーサイズ……カメラセンサーの大きさ。センサーが大きければ大きいほど高性能
  • 画像処理……画像処理の性能によって最終的な写真の質に多く影響する。ナイトモードは複数の写真を合成して品質向上を図っています。

カメラの性能を左右する項目を記載しましたが、何よりも重要なのはやはりセンサーサイズでしょう。

下記の表では、センサーサイズに重きを置いて、iPhoneのカメラ性能をランキング化しました。

  1. センサーサイズが大きいもの方が高性能
  2. 機能が多い方や新しい方が高性能

新しいiPhoneほど高性能、通常のものよりもProのほうが高性能というイメージ通りの結果になっています。

順位機種画素数F値センサーサイズ備考
1iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro Max
4,800万画素
(通常時1,200万画素)
1.781/1.28
(Sony IMX803)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 5
・ナイトモード
・Apple ProRAW
2iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro Max
4,800万画素
(通常時1,200万画素)
1.781/1.28
(Sony IMX803)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 4
・ナイトモード
・Apple ProRAW
3iPhone 15
iPhone 15 Plus
4,800万画素
(通常時1,200万画素)
1.61/1.5・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 5
・ナイトモード
4iPhone 14
iPhone 14 Plus
1,200万画素1.51/1.66
(Sony IMX703)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 4
・ナイトモード
5iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
1,200万画素1.51/1.66
(Sony IMX703)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 4
・ナイトモード
・Apple ProRAW
6iPhone 13
iPhone 13 mini
1,200万画素1.61/1.77
(Sony IMX603)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 4
・ナイトモード
7iPhone 12 Pro Max1,200万画素1.61/1.77
(Sony IMX603)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 4
・ナイトモード
・Apple ProRAW
8iPhone 12 Pro1,200万画素1.61/2.55
(Sony IMX503)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 3
・ナイトモード
・Apple ProRAW
9iPhone 12
iPhone 12 mini
1,200万画素1.61/2.55
(Sony IMX503)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 3
・ナイトモード
10iPhone SE (第3世代)1,200万画素1.81/2.93
(Sony IMX315)
・Deep Fusion
・写真のスマートHDR 4
参考サイト:WikipediaAndroidについて ほか

カメラの機能

Deep Fusion

Deep Fusion は、iPhoneシリーズに搭載されている画像処理技術です。複数枚の写真を画素単位で処理し、特に肌の質感や葉など細部などの表現向上につながります。

短時間露光の画像4枚、標準露光の画像4枚、長時間露光の画像1枚の計9枚の画像を合成して、ノイズの少ない鮮明な写真を撮影することができます。

iPhoneが自動的に判断して適用されます。夕方などの若干くらいがナイトモードを使うほどでもないシーンで使われます。

スマートHDR

カメラは人間の目よりも一度に捉えることのできる明暗さが小さいため、白トビや黒つぶれが発生する場合があります(空が真っ白に写ってしまったり、外から部屋の中を写すと真っ暗に写ったり)。

複数枚の明るさの違う写真を合成することで、人間の目で見たものに近い写真を作ることができます。

ナイトモード

暗い場所でも鮮明な写真を撮影できるiPhoneのカメラ機能です。 iPhone 11以降のすべてのモデルに搭載されています。

ナイトモードは、カメラが複数の画像を合成して、暗い場所でもノイズの少ない鮮明な写真を撮影することができます。この機能は、長時間露光で撮影し、画像処理アルゴリズムを使用して画像のノイズを低減することで機能します。

Apple ProRAW

一般的なJPEGやHEIF形式ではなく、iPhoneで圧縮前のRAW形式を使える機能です。露出、カラー、ホワイトバランスをより柔軟に調整することができます。

カメラのベンチマークスコアのランキング

カメラの性能をベンチマークスコアで比較したい場合は、海外のサイトにはなりますが、DXOMARKが有名です。

DXOMARKはもともと一眼レフなどのカメラセンサーの性能比較をしていたサイトです。

記事のはじめのランキングはメインカメラのセンサーサイズに重きを置いたものですが、こちらはカメラの数なども含めた総合的なランキングになっています。

順位機種スコアカメラ数
1iPhone 15 Pro
iPhone 15 Pro Max
1543個(広角・超広角・望遠)
2iPhone 14 Pro
iPhone 14 Pro Max
1462個(広角・超広角)
3iPhone 15
iPhone 15 Plus
1452個(広角・超広角)
4iPhone 13 Pro
iPhone 13 Pro Max
1413個(広角・超広角・望遠)
5iPhone 14
iPhone 14 Plus
1332個(広角・超広角)
6iPhone 12 Pro Max1313個(広角・超広角・望遠)
7iPhone 12 Pro1273個(広角・超広角・望遠)
8iPhone 13
iPhone 13 mini
1252個(広角・超広角)
9iPhone 12
iPhone 12 mini
1172個(広角・超広角)
10iPhone SE (第3世代)1001個(広角)
https://www.dxomark.com/smartphones/

下記のような項目ごとにスコア化されており、他機種との比較が可能となっています。特に人気のある機種は各項目に関しての詳細なテスト結果の解説もなされています。

  • Exposure(露出)
  • Color(色)
  • Autofocus(オートフォーカス)
  • Texture(テクスチャー・質感)
  • Noise(ノイズ)
  • Artifacts(アーティファクト)
  • Night(夜間撮影)
  • Bokeh(ボケの自然さ)
  • Preview(プレビュー時の正確性)

実際のiPhoneの写真を比較するには

実際の写真を比較したい場合は、荻窪圭の携帯カメラでこう遊べがおすすめです。

WebサイトITmediaの一コーナーとして連載されています。スペックの解説だけではなく、たくさんの写真をもって解説がなされています。

一番のポイントは、毎回同じ被写体(日中のガスタンクと夜間の公園)が撮影されていますので、モデル間の比較や一眼レフ(同著者の別連載)との比較ができることです。

また、GSM Arenaというサイトでは、機種ごとに同じ被写体の画像を比較できるツールを提供しています。テスト用画像を明るい状態、暗い状態のそれぞれで撮影した画像が確認できます。

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