ガロンという単位は、主にアメリカやイギリスなどの英語圏で使用されます。
日本では主に体積の単位としてはリットルを使いますが、航空機の燃料など、日本でも例外的にガロンが使われています。
ここでは、1ガロンが何リットルかをはじめ、体積の単位ガロンについて分かりやすく解説します。
- 1ガロンは何リットルかという体積の定義について
- 実は3種類あるガロンの定義
- ガロンが利用されてるシーン
- ガロンについてのよくある質問
1ガロンは何リットルか?
ガロンはヤード・ポンド法の体積の単位です。
特に液体の体積を表す際に使用されます。日本ではあまり使われない単位ですが、アメリカやイギリスなどで使われています。
日本で使われているのは米国液量ガロンで、1ガロンは約3.785リットルに相当します。おおよそ4リットル弱と覚えておきましょう。
正確には3.785411784リットル(=231立法インチ)です。
3種類のガロンそれぞれで1ガロンは何リットルか
ガロン(gallon)は,ラテン語の gallēta (ボウル,バケツの意)に由来する体積の単位です。
かつてはガロンの値は地域や量るものによって異なっていましたが、19世紀ごろに以下の3種類に統合されました。
- ワインガロン (wine gallon) またはアン女王ガロン (Queen Anne’s gallon) – 231 立方インチ
- エールガロン (ale gallon) – 282 立方インチ(約 4.62 リットル)
- コーンガロン (corn gallon) – 穀物用
その後再定義などを経て、現在の定義になっています。
18世紀初頭 1ガロンを231立法インチと定義(アメリカ)
1824年. 1ガロンは282平方インチ(=4.621152048リットル)を採用(イギリス)
1928年 1ガロンを約4.5460903リットルに再定義(イギリス)
(参考:Wikipedia ガロン)
現在では、ガロンには「英ガロン (Imperial gallon)」「米国液量ガロン (U.S. fluid gallon)」「米国乾量ガロン (U.S. dry gallon)」の3つがあります
日本で一般的に使用されるのは米ガロンで、1ガロンは約3.785リットルに相当します。
ガロンの種類によって1ガロンあたりの体積が異なるため、計算や測定を行う際にはどの種類のガロンか注意する必要があります。
ガロン | リットル | 備考 | |
---|---|---|---|
英ガロン | 1 | 4.546 | 正確には4.54609リットル |
米国液量ガロン | 1 | 3.785 | 正確には3.785411784リットル |
米国乾量ガロン | 1 | 4.405 | 正確には4.4048428032リットル。実際にはほとんど用いられない。 |
ガロンの利用シーンとリットルへの換算表
ガロンは自動車の燃料タンクの容量や、液体の貯蔵容器の大きさを表すためによく使われます。
また、アメリカでの食品や飲料の表示にもガロンが使われることがあります。
日本ではガロンは使われておらず、輸出入や航空機関係に例外的に使用できるのみとなっています。
ガロンのリットルへの換算表は以下の通りです。
ガロン | リットル |
---|---|
1 | 3.785 |
2 | 7.571 |
3 | 11.356 |
4 | 15.142 |
5 | 18.927 |
6 | 22.712 |
7 | 26.498 |
8 | 30.283 |
9 | 34.068 |
10 | 37.854 |
「1ガロンは何リットルか」に関するよくある質問
Q. ガロンはどのくらいの容量ですか?
A. 1ガロンは約3.785リットルです(米ガロン)。
正確な換算値は3.785411784リットルで、日本における計量法での定義は3.785412 リットルです。
Q. ガロンはどこで使われる単位ですか?
A. ガロンは、アメリカやイギリスをはじめとする英語圏の国々で広く使われています。
Q. ガロンとリットルはどう違いますか?
A. ガロンは、アメリカやイギリスなどで使われる液量の単位で、1ガロンは約3.785リットルに相当します。一方、リットルは、日本やヨーロッパなどで一般的に使われる液量の単位です。
Q. ガロンとバレルの違いは?
A. ガロンとバレルは、どちらも液量の単位ですが、使用される場面や1単位あたりの体積が異なります。
ガロンは液量の単位で、自動車の燃料タンクや牛乳などの液体の容量などに使用されることが多いです。
バレルは原油や石油製品の貯蔵や輸送に使用される単位で、1バレルは約159リットルに相当します。ちなみに、バレルは樽という意味で、昔は石油の輸送に樽が使われていたことに由来します。