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【全5種類】デポジット型クレジットカード一覧

マネー
マネー
  • 「クレジットカードの審査に自信がない」
  • 「過去に金融トラブルがある」
  • 「カードの使いすぎを防ぎたい」

このような方々にとって、「デポジット型クレジットカード」は、キャッシュレス決済の利便性を手に入れるための有力な解決策となります。

この記事では、日本国内で利用可能なデポジット型クレジットカードの全ラインナップを一覧で比較し、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。ご自身に合ったカードが見つかるかもしれません。

記事の後半では、デポジット型クレジットカードの基本的な仕組み、メリット・デメリット、他のカードとの違いなどを分かりやすく解説します。

デポジット型クレジットカード一覧

ひと目でわかる!デポジット型クレジットカード比較表

まずは、現在日本で発行されている主なデポジット型クレジットカードの主要スペックを比較してみましょう。

カード名年会費(税込)ポイント還元率デポジット金額国際ブランド特徴ピックアップ
Nexus Card1,375円0.5%5万円~200万円Mastercard低年会費でバランスが良い。限度額UPでも年会費不変。
デポジット型ライフカード5,500円(一般)0.5%3万円~190万円Mastercard3万円から申込可。ETCカード発行可。ゴールドカードも選択肢に。
ラグジュアリーカード55,000円1.0%30万円~9,900万円Mastercard高額決済向けプレミアムカード。豪華特典多数。金属製。
LIFE CARD ビジネス11,000円~88,000円0.5%~1.5%30万円~(ランク別)Mastercard/Visaビジネス向け。決算書/保証人原則不要。従業員カード/ETC可。
modecca デポカード1,375円 + 発行料1,100円0.1%5万円~30万円JCB唯一のJCBブランド。1万円単位でデポジット設定可。

※年会費やサービス内容は変更される可能性があります。最新情報は各カード会社の公式サイトをご確認ください。

各カードの概要

次に、それぞれのカードについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

Nexus Card(ネクサスカード)

比較的リーズナブルな年会費で持てる、バランスの取れたデポジット型クレジットカードです。

  • 主な特徴:
    • 年会費が安価。
    • 利用限度額を増額(デポジットを追加)しても年会費は変わらない。
    • 本人認証サービス(3Dセキュア)に対応しており、ネットショッピングも安心。
項目詳細
国際ブランドMastercard®
年会費(税込)1,375円
ポイント還元率0.5%
デポジット金額5万円~200万円

初めてデポジット型カードを持つ方や、年会費を抑えつつMastercardブランドを利用したい方におすすめです。

デポジット型ライフカード

保証金の額に応じてカードの種類(一般カード/ゴールドカード)が選べるのが特徴です。

  • 主な特徴:
    • デポジット額3万円から申し込み可能で、少額から始めやすい。
    • 弁護士無料相談サービスが付帯(ゴールドカードはさらに充実)。
    • ETCカードの発行が可能(年会費無料)。
    • 保証金10万円以上でゴールドカードも選択可能(年会費11,000円(税込)、旅行保険等が付帯)。
項目詳細(一般カードの場合)
国際ブランドMastercard
年会費(税込)5,500円
ポイント還元率0.5%
デポジット金額3万円~190万円

少ない保証金から始めたい方や、将来的にゴールドカードへのアップグレードも視野に入れている方に適しています。ETCカードが必要な方にも便利です。

ラグジュアリーカード(Mastercard)

高額な利用限度額に対応し、充実した特典を求める方向けのプレミアムなデポジット型カードです。

  • 主な特徴:
    • 最大9,900万円までの高額な利用限度額設定が可能。
    • ポイント還元率が1.0%と高水準。
    • コンシェルジュサービスやプライオリティ・パスなど、旅行やダイニングに関する豪華な特典が多数付帯。
    • 金属製のカードでステータス性が高い。
項目詳細
国際ブランドMastercard
年会費(税込)55,000円
ポイント還元率1.0%
デポジット金額30万円~9,900万円

年会費は高額ですが、高額決済のニーズがあり、ステータス性や充実した付帯サービス(特に旅行関連)を重視する経営者や富裕層の方に向いています。

LIFE CARD デポジット型ビジネスカード

個人事業主や法人代表者向けの、ビジネスに特化したデポジット型カードです。

  • 主な特徴:
    • 原則として決算書や保証人が不要。
    • ETCカード(年会費無料)や従業員カードの発行が可能。
    • クラウド会計ソフトfreeeの優待など、ビジネス向け特典あり。
    • カードランク(3種類)により年会費、デポジット上限額、ポイント還元率、付帯サービスが異なる。
項目詳細
国際ブランドMastercard® または Visa
年会費(税込)ランクにより11,000円~88,000円
ポイント還元率ランクにより0.5%~1.5%
デポジット金額30万円~(ランクにより上限設定あり)

設立間もない法人や、個人事業主の方で、事業用のクレジットカードやETCカード、従業員カードの発行を検討している場合に最適な選択肢となります。

modecca デポカード(モデッカ デポカード)

JCBブランドが選べる、比較的新しいデポジット型クレジットカードです。

  • 主な特徴:
    • 唯一のJCBブランドのデポジット型カード。
    • 5万円から1万円単位でデポジット額を決められる柔軟性。
    • 年会費は比較的安価(ただし発行手数料が必要)。
項目詳細
国際ブランドJCB
年会費(税込)1,375円 ※別途カード発行手数料1,100円が必要
ポイント還元率0.1%
デポジット金額基本5万円~30万円(1万円単位で申込可能)

JCBブランドにこだわりたい方や、少額のデポジットで始めたい方に適していますが、ポイント還元率が他のカードに比べて低い点や、初期費用として発行手数料がかかる点には注意が必要です。

デポジット型クレジットカードとは?仕組みと特徴を徹底解説

ここまで、日本で利用できるデポジット型クレジットカードの種類を見てきました。 ここからは、そもそもデポジット型クレジットカードとは何なのか、その基本的な仕組みやメリット・デメリットについて詳しく解説します。

基本的な仕組み

デポジット型クレジットカードの最も重要な特徴は、事前に保証金(デポジット)をカード会社に預ける点にあります。

  1. 保証金を預託: 申し込み後、審査を経て指定された額の保証金をカード会社に預け入れます。
  2. カード発行: 保証金の入金が確認されると、カードが発行されます。
  3. 利用限度額 = 保証金額: 原則として、預けた保証金の額がそのままカードの利用限度額となります。例えば、20万円預ければ、利用限度額20万円のクレジットカードとして利用できます。
  4. 支払い方法: カードを利用した分は、通常のクレジットカードと同様に、毎月決められた日に指定の銀行口座から引き落とされます。預けた保証金が支払いに充当されるわけではない点に注意が必要です。
  5. 保証金の返還: カードを解約する際には、未払いの利用残高などがなければ、預けた保証金は全額返金されます。

カード会社にとっては、万が一利用者が支払えなくなっても保証金で損失をカバーできるため、貸し倒れリスクが低くなります。これが、通常のクレジットカードよりも審査に通りやすい理由です。

一般カード・デビットカード・プリペイドカードとの違い

デポジット型クレジットカードと、他の決済カードとの主な違いを比較してみましょう。

種類審査の有無・難易度支払いタイミング利用限度額の基準利用可能場所の制限特徴
デポジット型クレカ審査あり(通常より緩やか)後払い(口座引落)預けた保証金額ほぼ無し保証金が必要、審査に通りやすい
一般クレジットカード審査あり(信用情報・属性重視)後払い(口座引落)カード会社の審査決定ほぼ無しキャッシング等付帯サービス豊富
デビットカード原則審査なし即時払い(口座引落)口座残高一部あり口座残高=利用可能額、使いすぎ防止
プリペイドカード原則審査なし前払い(チャージ)チャージ残高一部あり事前チャージが必要、使いすぎ防止

デポジット型カードは「後払い」である点や、利用可能場所が「一般のクレジットカードとほぼ同じ」である点が、デビットカードやプリペイドカードとの大きな違いです。

デポジット型クレジットカードのメリット

デポジット型クレジットカードには、以下のようなメリットがあります。

審査に通りやすい

これが最大の利点です。過去に金融トラブル(延滞、債務整理など)を経験した方、収入が不安定と見なされやすい方(個人事業主、フリーランス、主婦、アルバイトなど)でも、クレジットカードを持てる可能性が高まります。

利用限度額を自分でコントロールできる

保証金の額が利用限度額となるため、自分の支払い能力に合わせて無理のない範囲で限度額を設定できます。これにより、クレジットカードの使いすぎを防ぐことができます。

一般のクレジットカードとほぼ同じように使える

Visa、Mastercard®、JCBといった国際ブランドが付いているため、国内外の加盟店でのショッピング、オンライン決済、公共料金の支払いなど、幅広い場面で利用できます。

クレジットヒストリー(クレヒス)を構築・改善できる

デポジット型カードであっても、利用状況(支払い実績)は信用情報機関に記録されます。毎月きちんと利用し、期日通りに支払いを続けることで、良好なクレジットヒストリーを築くことができます。これは将来、一般のクレジットカードや各種ローンの審査を受ける際に有利に働く可能性があります。

デポジット型クレジットカードのデメリットと注意点

メリットがある一方で、以下のようなデメリットや注意点も存在します。

事前にまとまった保証金が必要

カード発行のために、数万円から数十万円(カードによってはそれ以上)の保証金を準備し、預け入れる必要があります。この資金はカードを解約するまで利用できません。

年会費がかかるカードが多い

一般的なクレジットカードには年会費無料のものも多いですが、デポジット型カードは年会費が必要な場合がほとんどです。カードによっては比較的高額な年会費が設定されています。

付帯サービスが限定的な場合がある

一般的なクレジットカードに付帯していることが多いキャッシング(現金の借入)機能は、基本的に利用できません。また、旅行傷害保険やショッピング保険、ポイントプログラムなどの内容が、一般のカードに比べて制限されている場合があります。

保証金の返金に時間がかかる

カードを解約しても、保証金が即座に返金されるわけではありません。通常、最終的な利用代金の引き落とし確認などが完了した後、1~2ヶ月程度の期間を経て返金されます。

デポジット型クレジットカードはこんな人におすすめ!

ここまでの解説を踏まえ、デポジット型クレジットカードは特に以下のような方におすすめできます。

  • 過去の金融トラブル(延滞、債務整理、自己破産など)が原因でクレジットカードの審査に通らない方
  • 個人事業主、フリーランス、パート・アルバイト、主婦(夫)、年金受給者などで、収入面から審査に不安がある方
  • 初めてクレジットカードを作る学生や新社会人で、審査通過の確実性を重視したい方
  • クレジットカードの使いすぎを確実に防ぎたい、利用枠を自分で管理したい方
  • 事業用のクレジットカードが必要だが、設立間もない、あるいは業績面で一般の法人カードの審査が厳しい経営者の方

まとめ:自分に合ったデポジット型カードを選び、活用しよう

デポジット型クレジットカードは、審査に不安がある方や計画的にカードを利用したい方にとって、非常に有効な選択肢です。保証金という仕組みにより、通常のクレジットカードを持つことが難しい状況でも、キャッシュレス決済の利便性を享受できます。

日本国内でも複数のデポジット型クレジットカードが提供されており、それぞれ年会費、必要なデポジット額、ポイント還元率、付帯サービスなどが異なります。

カードを選ぶ際は、まず今回の記事冒頭の「一覧比較表」や「各カードの概要」を参考に、ご自身の状況や目的に合ったカードを絞り込みましょう。 特に、以下の点を比較検討することが重要です。

  • 年会費: 無理なく支払い続けられるか?
  • 必要なデポジット額: 用意できる金額か?希望する利用限度額か?
  • ポイント還元率や特典: 自身の利用スタイルに合っているか?

デポジット型クレジットカードを責任を持って利用し、良好な支払い実績を積み重ねることは、信用情報の改善にも繋がります。将来的には、より条件の良い一般のクレジットカードへステップアップすることも夢ではありません。

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