靴選びで最も重要な要素の一つがサイズです。
しかし、サイズ表記は国やブランドによって異なり、混乱を招くことがあります。
この記事では、靴のサイズ表記に関する基本的な知識やサイズ確認時の注意点などをお伝えします。
靴のサイズ表記|日本と海外サイズ(US、EUサイズ)
靴のサイズ表記には、主に以下の3つの種類があります。
センチメートル(cm):
日本や韓国など、多くのアジア諸国で採用されている表記法です。足の実際のサイズをセンチメートルで表します。
USサイズ:
アメリカやカナダで使用されている表記法です。インチを基準に、男性用と女性用で異なる番号が割り当てられます。
EUサイズ:
ヨーロッパ諸国で広く使用されている表記法です。1単位0.67cmです。
日本、US、EUの靴のサイズ表記の違い
日本サイズ (cm) | USサイズ (インチ) | EUサイズ | |
---|---|---|---|
測定基準 | 靴の内寸 (足の実寸に近い) | 靴の木型の長さ (足の実寸より少し長い) | 靴の木型の長さ (足の実寸より少し長い) |
単位 | センチメートル (cm) | インチ | フランス式ポイント (1ポイントは約0.67cm) |
基準点 | 0cmからスタート | 最大のキッズサイズ (13cmまたは13.5cm) を0インチとする | 0ポイントからスタート |
靴のサイズの換算方法
日本サイズとUSサイズ、EUサイズの換算方法について説明します。
日本サイズとUSサイズ
USサイズは、センチメートル表記を基にした計算方法で求めることができます。具体的な手順は以下の通りです。
- メンズサイズの場合:
センチメートル表記の1桁目と2桁目の数字を足します。例えば、27cmの場合は2 + 7 = 9インチとなります。 - レディースサイズの場合:
メンズサイズの計算結果に1を加えます。例えば、27cmの場合は2 + 7 + 1 = 10インチとなります。
日本サイズとEUサイズ
EUサイズは、センチメートル表記を基にして以下の計算方法で求めることができます。
基本的な計算方法は「センチメートル表記を2倍して10を引きます」。例えば、27cmの場合は27 × 2 – 10 = 44となり、EUサイズ44に相当します。
各サイズ表記の対応表
各サイズ表記の対応関係を大まかに把握しておくと、海外ブランドの靴を選ぶ際に役立ちます。
日本(cm) | USサイズ(男性) | USサイズ(女性) | EUサイズ |
---|---|---|---|
22.0 | 4.0 | 5.0 | 34 |
22.5 | 4.5 | 5.5 | 35 |
23.0 | 5.0 | 6.0 | 36 |
23.5 | 5.5 | 6.5 | 37 |
24.0 | 6.0 | 7.0 | 38 |
24.5 | 6.5 | 7.5 | 39 |
25.0 | 7.0 | 8.0 | 40 |
25.5 | 7.5 | 8.5 | 41 |
26.0 | 8.0 | 9.0 | 42 |
26.5 | 8.5 | 9.5 | – |
27.0 | 9.0 | 10.0 | 43 |
27.5 | 9.5 | 10.5 | – |
28.0 | 10.0 | 11.0 | 44 |
28.5 | 10.5 | 11.5 | – |
29.0 | 11.0 | 12.0 | 45 |
注意:上記の表はあくまでも目安です。ブランドや靴の種類によっては、サイズ感が異なる場合があります。
靴のサイズ選びのポイント
以下のポイントを参考に、自分にぴったりの靴のサイズを見つけましょう。
実際の足のサイズを測る
靴を選ぶ際には、まず自分の足のサイズを正確に測ることが重要です。メジャーや定規を使って、足長(かかとから一番長い指先までの長さ)と足囲(足の最も広い部分の周囲)を測りましょう。
※足は一日の中で夕方または夜に最も大きくなるため、この時間帯に測ることをおすすめします。
サイズ表を参考にする
各国のサイズ表を参考にして、自分のサイズに合った靴を選びましょう。例えば、日本サイズ23.5cmはアメリカサイズ5.5、ヨーロッパサイズ37に相当します。
試着して確認する
特に海外ブランドの靴を購入する際は、試着してフィット感を確認することが重要です。同じサイズでもブランドによってフィット感が異なるため、実際に履いてみることをお勧めします。
※スニーカーと革靴ではサイズ選びの基準が異なることを理解しておきましょう。スニーカーは少し余裕を持たせたサイズが良いですが、革靴は足にぴったり合うサイズを選ぶことが一般的です。